17日に開幕を迎えたアフリカネイションズカップ2015、第2日目の幕開けは2大会前の王者であるザンビアとコンゴ民主共和国の対戦となった。
試合は開始直後にいきなり動きを見せる。ザンビアが左サイドのスローインから起点を作り、カラバからのクロスをカンパンバがシュート。GKキディアバが弾いた後をシングルマがシュートに持ち込み、ゴールに決めた。
これでリードを奪ったザンビアは守備をベースにした戦い方となり、カウンターを狙う形に。
2年前の大会ではショートパスを繋ぐサッカーをしていたコンゴDRであるが、今大会のやり方は一転しており、前線に並べた4人の個人の能力で強引に持ち込んでいくアフリカらしいサッカー。
やや消極的なザンビアに対し、ムベレ、ボラシーのドリブルで押し込んではチャンスを伺っていたが、なかなかゴールを割れない展開が続く。
しかし66分、コンゴDRはようやく同点ゴールを奪取することに成功する。途中出場のマブワティが、ザンビアの左SBムボラからボールを奪ってそのままクロス。フリーで待っていたボラシーがボレーで叩き、ネットを揺らした。
この後はお互いに大きなチャンスを作れず、1-1のままで試合終了。グループBはザンビアとチュニジアで決まりと言われていたが、内容を見れば全く盤石ではなく、コンゴDRとカーボヴェルデにも大きなチャンスがありそうだ。