世界的ビッグスターが、相次いでスティーヴン・ジェラードに向けた賞賛のコメントを寄せている。

昨日Qolyではチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督がジェラードに敬意を評し、チェルシーサポーターに彼を罵るチャントをしないよう求めたと記事でお伝えしたが、今回はあのレジェンドがジェラードについて話した。

"ギャラクティコス"と呼ばれたレアル・マドリーの中心人物で、優雅なプレーで沸かしたジネディーヌ・ジダン氏だ。

現在、レアル・マドリー・カスティージャの監督を務めるジダン氏。指導者ライセンスを保有しているのではないかと言われ指導権の剥奪が囁かれた同氏だが、裁判の結果無罪が確定に。指導者としてのキャリアを続けている。

さて、そんなジダン氏といえば、現役時代レアル・マドリーの選手としてラウール・ゴンサレスやルイス・フィーゴ、ロベルト・カルロス、ロナウド、デイヴィッド・ベッカムといった世界的スター選手とプレーしてきた。

サッカーの歴史上、最も豪華だったかもしれない当時のマドリー。毎年のように世界的選手が加入したチームにあってもジダン氏はやはり特別な存在感を放っていたが、そんなジダン氏はかつてジェラード獲得を会長であったフロレンティーノ・ペレス氏にお願いしていたのだという。

英国『Liverpool Echo』の中から、同氏のコメントをご紹介しよう。


ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリー・カスティージャ監督)

「私は以前、ピークの時の彼は世界で最高の選手だったと話したことがある。

私が思うにそれは2004年の夏で、フロレンティーノ・ペレス(当時レアル・マドリー会長)と会話する機会があった。

私は彼に、マドリーの中盤でジェラードにパートナーになってほしいと話した。

クラブが2度(ジェラードの獲得に)挑戦したことは知っているが、彼はリヴァプールを離れなかった。

レアル・マドリー移籍を断る選手はそう多くはないが、そのことが彼という男の忠誠心の多くを語っている。

彼がリーグタイトルを獲得したことがないなんて信じられないことだ。しかし、彼はリヴァプールで成功したさ。

彼がトロフィーを獲得した年月は、彼の影に隠れたりはしない。MLSで活躍できると私は確信している」

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介