世界屈指のPKストッパーとして知られるGK、バレンシア所属のジエゴ・アウヴィス。

先日Qolyではその驚異的なまでの阻止率を詳細なデータでお知らせしたが、それから2週間が経過し、早速その悪魔的な才能を発揮している。

上位対決となったリーガ・エスパニョーラ第20節バレンシア対セビージャ戦。試合は2-1とバレンシアのリードで進んだのだが、41分、セビージャにPKが与えられた。

この日、セビージャにPKが与えられるのは2度目。1度目はカルロス・バッカが成功させ先制点をあげたのだが、それからわずか4分後、肝心な2本目をジエゴ・アウヴィスがしっかりとストップし、セビージャに追加点を許さなかった。

ジエゴ・アウヴィスはこれが今シーズンのリーガでの35本目のPKであり、うち自らのセーブでストップしたのは15本目。42.8%という異次元のPKストップ率を記録し、上位対決での勝利に大きく貢献したのであった。

ちなみに、阻止が失敗に終わった1本目のPKを見てみるとおもしろいことが分かる。

バッカが動き出す前のジエゴ・アウヴィスのポジショニングに注目。

(バッカから見て)あからさまに右側に寄っている。この直後、バッカが助走を始めるとジエゴ・アウヴィスは中央に動くなど特有の動きを見せた。

結果的にこのPKはバッカのキックが一枚上手であったが、こうした駆け引きがキッカーにとって少しずつ重圧となっていることは間違いないだろう。

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