今月14日にウルグアイで開幕したU-20南米選手権も、いよいよ26日より決勝ラウンドが始まった。

決勝ラウンドへ進出したのはウルグアイ、ブラジル、コロンビア、アルゼンチン、パラグアイ、ペルーの6チーム。

この6チームが1つのグループで総当たり5試合を行い、上位4ヵ国に今夏ニュージーランドで開催されるU-20W杯の出場権が、上位2ヵ国には来年ブラシルで開かれるリオデジャネイロ五輪の出場権が与えられることになっている。

第1試合は、予選ラウンドで同組だったアルゼンチン対ペルーの試合。

予選ラウンドでは6-2とアルゼンチンが大勝したが、この試合も前半早々、アルゼンチンがクリスティアン・エスピノサのお膳立てをエース、ジョバンニ・シメオネが豪快なシュートをニアに突き刺し先制する。シメオネはこれが得点ランク首位独走となる大会7点目。

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GKプリエトの信じられないミスによる失点から崩壊した前回とは打って変わり、ペルーがこの失点にもめげず奮闘したことで試合は均衡した展開に。しかし終盤、アトレティコ・マドリーに所属するアルゼンチンの主将、アンヘル・コレアの鮮やかなミドルシュートがネットを揺らすと勝負あり。

優勝候補のアルゼンチンが2-0と初戦を白星で飾った。

第2試合のコロンビア対パラグアイは、終始コロンビアが押し気味に進めたが、パラグアイの固い守備をこじ開けられずスコアレスドロー。マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプールなどが狙う16歳の“神童"、パラグアイのセルヒオ・ディアスは出場しなかった。

第3試合は、開催国ウルグアイ対ブラジルの試合。

こちらも予選ラウンドからの再戦となった。前回はウルグアイが2-0で快勝しているが、この日は聖地センテナリオに駆け付けた大観衆にプレッシャーを感じたのかウルグアイの動きがやや硬く、ブラジルが押し込む展開に。しかし、ウルグアイの守護神ガストン・グルセアガの安定した守りなどもあり、ブラジルも徐々に攻めあぐねる。

後半は両者がややヒートアップし、試合が何度も止まるなど特に見せ場は生まれず、こちらもスコアレスに終わった。

決勝ラウンド初日が終わり、首位アルゼンチン、2位にウルグアイ、ブラジル、コロンビア、パラグアイが勝ち点1で並び、勝ち点0のペルーが最下位となった。

決勝ラウンド第2節は、29日(日本時間30日朝)に行われる。


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