2月6日、イタリア・セリエAのパルマは「クラブ親会社の株式の過半数を売却した」と公式サイトで発表した。

先日アントニオ・カッサーノが7か月に渡る賃金の未払いを理由に退団したことから、クラブの経営危機が広まったパルマ。以前から財政に関しては厳しい状態が続いており、今季だけで既に会長も4人目となっている。

そして、12月末にクラブを買い取ったとされるアルバニアの石油王であるレザルト・タチが、今回株の過半数を早くも売却したことを発表した。

これによって1月21日に就任したエルミル・コドラ会長も辞任することになり、今後新たな経営陣が到着することになっている。公式にはなっていないものの、メディアではおそらくロシアやスロベニアの投資家に株が渡ったのではないかと言われている。

なお、選手の給与についてはいまだに滞納分を支払えておらず、その支払期限も2月15日に迫っている。これを超過した場合、クラブ自体が行政の監理下に置かれる可能性がある。

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