1月9日、『Corriere Della Sera』は「パルマのトンマーゾ・ギラルディ前会長は、自分はクラブに対して良い事だけをやってきたと話した」と報じた。
現在イタリア・セリエAで下位に沈むパルマは、先日ロシアとキプロスの投資家グループに株式を売却し、経営陣の刷新を行った。
シーズン開始前にはヨーロッパリーグに出場するためのライセンスがUEFAから発行されず、それもあって前半戦のうちに経営難に陥ることになり、税金や債務返済の滞納が発覚したことから勝ち点没収の処分も受けている。
難しい状況の中でクラブの売却を決めた前会長のトンマーゾ・ギラルディ氏は、もうフットボールを信じることはないと話した。
トンマーゾ・ギラルディ パルマ前会長
「『彼ら』が私を追い出したかったのだ。私はもうフットボールを信じることはない。他の多くの善良な人々も、去ることを強制されているのだろうと思う。
私は正当な権利を行使してパルマを売った。我々よりも悪い状況にあるセリエAのチームはたくさんあるというのに。
全てはUEFAがライセンスを認めなかったところから始まった。それが我々の世界を崩れさせる原因となった。私の家族は言ったよ。『もしフットボールの敵になったなら、出ていくべきだ』と。
しばしば私は疑問を持った。しかし、それはいつだって説明されることはなかった。会長に戻ったことは私のミスであった。
我々は10万ユーロの税金を支払わなかっただけであるが、まるで終身刑が与えられているかのように厳しい罰則を受けた。
ファンは私の重要性を感じさせてくれたが、しかしその時点で去るべきであったと思う。私はこのクラブをオークションで購入し、そして売った。
彼らは私に感謝すべきだ。パルマで私はただ良い事だけをやった」