2月20日、イタリア・セリエAとイタリアサッカー連盟は「日曜日に予定されていたパルマ対ウディネーゼの試合は、開催が延期になることが決定した」と公式に発表した。

ホームゲームを主催するパルマは、経営難のために照明を使用するための電気代、会場スタッフを雇うための人件費を負担することが不可能になっており、以前からこの試合の開催に関しては危ぶまれていた。

先日は無観客での開催が検討されたとのことであるが、イタリアサッカー連盟、イタリアプロサッカー選手会、イタリアコーチ連盟、パルマ市長などとの協議の末、試合は正式に中止された。正式には延期であるが、その代替日は決まっていない。

また、パルマの財政状況が改善されない限り、この次の試合にも同じ措置が行われる可能性が高い。最終的にリーグから撤退することになれば、全ての試合でパルマが0-3で敗北したという扱いとなる。

昨年から深刻な経営難に陥っているパルマは、2月15日の期限を過ぎても未払いの賃金が支払われておらず、来月19日には税金滞納について公聴会が行われるなど、倒産が目の前という状況になった。

メディアの報道では、パルマにはすでに4万ユーロ(およそ5億5000万円)しか現金が残っていないと言われている。

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