バイエルンで期待されたような成果の残せないポーランド代表FW、ロベルト・レヴァンドフスキ。メディアから批判され続けている彼を擁護したのはかつて問題児と呼ばれた元ドイツ代表MF、シュテファン・エッフェンベルクだった。

レヴァンドフスキは昨年の夏にドルトムントからバイエルンに加入。ドルトムント時代のようにエースとして期待されながらも未だうまく馴染めていない。

先日、元リヴァプールのMF、ディートマー・ハマンがレヴァンドフスキはカウンターでこそ生きるとし、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールらに向いた選手と評したが、エッフェンベルクはそれに続く擁護を行っている。

ドイツやポーランドの複数メディアが報じるところによれば、エッフェンベルクは以下のように語ったという。

シュテファン・エッフェンベルク
(元ドイツ代表)

「レヴァンドフスキが苦しんでいる、と言う人々は間違っているし、サッカーについてアイディアがない人たちだ!彼はとてつもなく重要な選手だよ」

「バイエルンでのレヴァンドフスキをゴールだけで推し量ることはできない。過去の20、25ゴールという記録(※)に(今季の)彼は決して到達しないだろう」

※過去2シーズンのブンデスリーガにおけるレヴァンドフスキのゴールのこと、正確には20ゴール及び24ゴール

「だが、彼はチームメイトであるアリエン・ロッベンやフランク・リベリが自由にプレーを楽しむための手助けをしている。この価値は計り知れないよ。彼はドルトムントで請け負っていた役割をバイエルンではしてないんだよ」

「無論、彼の周りには3、4人のワールドクラスの選手たちがプレーしているがね」

現役時代、数多くの問題を引き起こしたエッフェンベルクだが、天才的なサッカーセンスの持ち主であることは世界中の知るところであった。そんな彼に認められるということは、レヴァンドフスキにとって非常に大きなエールになるのではないだろうか。

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