24日、バルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝ラウンド1回戦を戦ったマンチェスター・シティ。

ホームゲームにもかかわらず試合は1-2と敗れたが、GKジョー・ハートが試合終了間際にリオネル・メッシのPKをセーブし、2ndレグに可能性を残した。

バルセロナにリードされたシティは68分、攻撃的なオプションとしてFWウィルフリード・ボニーを投入した。この冬シティに加入しつつもアフリカネイションズカップに出場していたボニーはこれがシティでの2試合目となり、自身初となるCL出場を果たしている。

さて、そんなボニーの加入によりCL登録枠から外れた選手がステヴァン・ヨヴェティッチであった

セルヒオ・アグエロやエディン・ジェコ、そしてボニーと世界的なストライカーが数多く在籍するシティ。FFP制度違反による登録制限という特別な事情はあったものの、欧州最高峰の舞台で戦うメンバーから外されたその知らせはさぞ屈辱的なものであったに違いない。

しかし、この試合の直前にヨヴェティッチが自身のInstagramに投稿した内容がちょっぴりハートウォーミングであった。

チームメイトが試合前にアップしている様子を写真に収め、"Good luck guys(みんな頑張れ)"とエールを送ったのだ。スマートフォンからでは、拍手を表す絵文字も確認できる。

本来、このレベルの選手が登録外になるとなかなか現実を受け止めたくなかったり、プライドが邪魔するものであったりするが、そういった感情をかみ殺して仲間へのサポートの意を文字や写真として公開したことに、人間としての器の大きさを感じる。

コメント欄にもすでに多くのファンが「いいね!」ボタンを押しており、中には「あなたがこの場にいてほしかったわ」という声もある。この悔しさをバネにして、ヨヴェティッチには頑張ってほしいものである。

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