アーセナルで期待される若手MFゲディオン・ゼラレムは18歳。昨年日本で行われたアジアツアーで頭角を現し、「新星」と注目された。

ゼラレムはドイツのベルリン生まれである。

これまで世代別代表ではドイツ代表としてプレーしており、両親はともにエチオピア系。よって、A代表ではドイツとエチオピアのどちらを選択するのか注目されていたのだが、このほど代表選択に関して新たな可能性が浮上した。

英国『Mail Online』によれば、そんなゼラレムがアメリカ代表を選択する可能性があるのだという。

記事によれば、ゼラレムは2006年から2013年にかけてアメリカで生活しており、昨年12月にアメリカの市民権を取得。本人はアメリカ代表でのプレーを希望しているという。

そしてこのほど、アメリカ代表監督を務めるユルゲン・クリンスマンがこのようなコメントを残したようだ。

ユルゲン・クリンスマン

「彼は特別なケースだ。

私が思うに、彼はフル代表でしっかりプレーできるレベルにすでに達しているよ」

またクリンスマンは「アメリカ代表でゼラレムを見たい」と話し、近日中にU-23代表チームとゼラレム招集に関して意見を交わすことになるようだ。

しかし、FIFAの規約では、ある選手がルーツではない国の国籍を取得するには18歳になってから5年間の居住経験が必要であり、FIFAがゼラレムのアメリカ代表でのプレーを許可するか次第であるとのこと。ちなみに、ゼラレムのアメリカ居住の理由はサッカーとは関係のないものであり、アメリカ代表チーム側はこの件に関しては肯定的であるという。

ちなみにこのゼラレムをめぐっては、以前、エチオピアの外務大臣がTwitter上で代表チームにスカウトするという斬新すぎる手法に出ていたと話題になった

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