2013年アフリカ杯での苦戦…しかし連盟の続投決定は英断だった
世界最高の選手を擁しながらも結果を残せず、そしてその後ワールドカップ出場も叶わず解任されてしまったハリルホジッチ氏。
一説にはこの時の経験からサッカーの現場を退く考えすらもあったとのことだが、最終的にはアルジェリアのオファーを受け、再出発を切った。
アフリカネイションズカップ2013予選ではガンビア、リビアに4試合連勝で本大会出場を達成。3年前のワールドカップ出場チームとあって大きな期待を受けての舞台であったが、ハリルホジッチにとっては厳しい結果となってしまう。
チュニジア戦では愛用していた4-3-3で高い位置からプレスをかける戦術を使用したものの、序盤の相手のシステム変更(4-4-2→4-2-3-1)に対応できず苦しい展開となり、ロスタイムにムサークニのミドルシュートで敗北した。
さらに第2戦では格下のトーゴを相手にカウンターという戦略を練ったものの、アデバヨルやムスタファ・サリフ、セルジュ・ガクペなどの個人能力を抑えられず。0-2で敗北し、この時点でGLでの敗退が決定。
<映像:トーゴ対アルジェリア>
第3節には古巣であるコートジボワールとのリベンジマッチに望んだが、2-2で引き分け。既に決勝トーナメント進出を決めていた相手にも勝利を収めることが出来なかった。
この結果はアルジェリアにとっては不本意なものであったことは間違いない。しかし、以前書いたようにサッカー連盟はハリルホジッチの手腕に問題はないとして留任させることを決断。その結果、2014年ワールドカップ出場、そしてドイツ戦での健闘に繋がっていく。