3月31日、『SL10』は「ナイジェリアサッカー連盟(NFF)は、スティーヴン・ケシ前代表監督との再契約が保留になっていることを明かした」と報じた。

昨年夏のワールドカップ終了後から激しい混乱が続いてきたナイジェリアサッカー連盟。数度の選挙違反による会長交代や本部の火事騒ぎなどを経て、ようやくアマジュ・ピニック新会長が誕生し組織が正常化された。

そして先日、以前の政権下で解任されたスティーヴン・ケシ代表監督と再契約することが執行委員会で承認され、スーパー・イーグルスにもようやく正式な指揮官が戻ってくることになった。

ところが今回の報道によれば、しばらくの間はスティーヴン・ケシ氏との契約については保留にされるという。

その原因は先日行われたナイジェリアの大統領選挙。各地でボコ・ハラムの襲撃が行われるなど大きな混乱が発生しているが、投票は何とか完了した。

その結果現職のグッドラック・ジョナサン氏が敗北を認め、野党側が勝利している。

要するにこの政権交代でスポーツ省の体制が変わったあと、スティーヴン・ケシ監督に対する再契約の承認が覆ってしまうかもしれないということである。

日本であれば政府の状況がJFAに与える影響はないに等しいが、ナイジェリアなどアフリカ各国では政府がワールドカップに出場した選手にボーナスを支払っていることもザラにあり、密接な関係がある。

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