4月11日、『L'Equipe』は「イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドは、ギャンガンを指揮しているジョセリン・グルヴェネク監督の引き抜きを狙っている」と報じた。

ジョセリン・グルヴェネク氏は1972年生まれの43歳。かつてはレンヌ、ナント、マルセイユなどで活躍したMFであり、2006年に現役を引退した後指導者に転身。選手時代から哲学や政治学を修めていたインテリであったという。

アマチュアチームのラ・ロッシュでキャリアを始めた後、ナショナルリーグ(3部)に落ちていたギャンガンの監督に就任。

とんとん拍子にチームを昇格させ、2013-14シーズンにはクプ・ドゥ・フランスの優勝に導いた。地味ながらも今季も11位と健闘している。

『SBI Nation』は彼のことを「フランスのユルゲン・クロップ」と評しており、これまでの候補と比べて最も優れていると報じた。

ただ、彼は特にゲーゲンプレッシングのような特徴的な戦術があるタイプではない。どちらかというとかっちり守備を固めつつ一発だけに頼らないサッカーを構築し、相手に合わせて戦うスタンダードな監督である。

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