先日行われたサンダーランドとニューカッスルのライバル対決、タイン・ウェア・ダービー。スタジアム・オブ・ライトで行われた試合でヒーローになったのはFWジャーメイン・デフォーだった。
WATCH: Jermain Defoe's stunning volley for
#SAFC in the Wear-Tyne derby http://t.co/lbSXiegaWY pic.twitter.com/Q9yORkR0XG
— Sky Sports Football (@SkyFootball)
2015, 4月 6
前半終了間際にデフォーは見事なボレーシュートを叩き込み、これが決勝点となりサンダーランドが勝利を収めた。ゴール後、涙ぐんでいるようにも見えたデフォーは試合終わりにその思いを語っている。
「(ゴールに)入った時、アンビリーバブルな気持ちだった。みんな勝ち点3をなんとしてでも欲しがっていたので、とても感情的になった。自分の最高のゴールのひとつ」
そして、この直後のシーンが話題となっている。ハーフタイムとなったところで、両チームの選手がドレッシングルームへ引き上げる際にニューカッスルのGKティム・クルルが「敵ながらあっぱれ」といった感じでデフォーを讃え笑顔も見せたのだ。
Newcastle fans will love seeing Tim Krul laughing in the tunnel and congratulating Defoe.
pic.twitter.com/NrZKZa6O6Z
— Daniel Storey (@danielstorey85)
2015, 4月 5
WATCH: @Carra23 couldn't understand why @TimKrul congratulated @IAmJermainDefoe at half-time: http://t.co/jEJkbq5kwd pic.twitter.com/hYt73yqFVR
— Sky Sports Football (@SkyFootball) 2015, 4月 5
ゴールを決めた相手を讃えるというのはなかなかできることではなく美しい光景であったが、激しいライバル関係にあるチーム同士であることや、まだ試合中だったこともあって、批判的な意見もあるようだ。
『dailymail』によれば、ジェイミー・キャラガーはこのクルルの行為をフレンドリーすぎると非難したという。
当のクルルは「あれはファンタスティックなゴールだった。誰もがそれを受け入れる」としつつ、「僕はGeordie(タインサイド地区の人というような意味)だ。心に大きい痛みを抱え帰宅することになる。駆けつけたファンたちがまた勝てずにニューカッスルへ帰るのを見るのは、彼らと同じように私も辛い」と勝ちを諦めていたのではないかという声を拒絶したと、『BBC』では伝えている。
本人としては相手へのリスペクトを示しただけだったのかもしれないが、ニューカッスルにとってはこれで4連敗となっただけに状況がよくなかった。もし引き分けにさえなっていればまた違ったかもしれない・・・。