現在トルコでプレーするMFヴェスリー・スナイデル。

ガラタサライが日本語版Twitterアカウントを開設した際には、日本のファンに向け「ミナサン、コニチハ!」とかわいく挨拶をしてくれた

もうじき31歳を迎えるスナイデルだが、オランダ代表ではいまだに中心的存在である。

3月に行われた代表戦でもトルコ戦とスペイン戦の2試合に出場しており、キャプテンマークも巻いている。2004年の代表デビュー以降これまで113試合に出場しており、これはエドウィン・ファン・デル・サールに次ぎ同国史上2位の記録である。

弱冠30歳にして、ファン・デル・サールの持つ最多出場記録にまであと17と迫っているスナイデル。順当にいけば数年以内にこの記録を塗り替える可能性が高いわけだが、大記録の更新の前にこんな事実をオランダ代表チームのInstagramアカウントが知らせている。

OnsOranjeさん(@onsoranje)が投稿した写真 -

『Ons Oranje』が伝えたのは、オランダ代表選手の中で最も勝利数が多い選手の上位3名である。

これによれば、スナイデルは代表チームでこれまで76勝をあげており、先日行われたスペイン戦での勝利によりファン・デル・サールが持っていた記録を上回ったのだという。

勝利試合数上位3名の出場試合数との関係性は以下の通りである。

ヴェスリー・スナイデル 113試合出場 / 76勝(勝率67.25%)
エドウィン・ファン・デル・サール 130試合 / 75勝(勝率57.69%)
ディルク・カイト 104試合 / 68勝(勝率65.38%)

スナイデルがオランダ代表でデビューした頃、チームはEURO2004予選で苦しんでいる時期だった。特にスコットランドとのプレーオフ2ndレグではチームに貴重な先制ゴールをもたらし重苦しい雰囲気を払拭している。

あれから10年以上の月日が経過し、タイトルこそないもののオランダは出場した多くの国際大会で上位まで進出している。スナイデルの勝率はファン・デル・サールのものよりおよそ10%ほど高いわけだが、その背景にはこうしたステップアップが関係しているようだ。

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