UEFAヨーロッパリーグで連覇を目指すセビージャ。

23日に行われた準決勝2ndゼニト戦を2-2で分け、準決勝に進出している。

ゼニトFWフッキが35m級のスーパーロングシュートを決め、試合は一時全くのイーブンとなった。しかし、セビージャは途中出場のFWケヴィン・ガメイロが85分に同点弾をあげ試合を再びひっくり返す。

このゴールはアウェイゴールであったため、セビージャにとっては大きな得点となった。あとは時間を使うだけ・・・セビージャのウナイ・エメリ監督はそう判断し、92分、 先日スペイン代表にも選出されたMFビトーロを交代させたのだが、事件はその直後に起こった。

ピッチを後にし、ベンチに戻ろうとしたビトーロのもとにエメリ監督は詰め寄り、数度ビトーロの胸を突き飛ばしたのだ(映像はこちらから)。

静止画で見てもこの通り。

エメリ監督は怒りの表情見せているが、突き飛ばされたビトーロはこれをクールに交わしている。

ここまでリーガ26試合に出場し6得点をあげているビトーロは、セビージャ躍進の原動力となった選手である。もともとエメリ監督はかなりの熱血漢として知られているが、それにしてもチームの選手にこれほど激高するとは・・・きっと何かがあったに違いない。

『MARCA』はこの騒動について、「何が起きた?」と題し疑問をもって伝えている。ビトーロはこの試合であと1枚イエローカードをもらえば準決勝1stレグに出場停止となっていたが、交代の直前に相手選手と口論しており、ひょっとするとその時のことをエメリは言っていたのかもしれない(結果的にビトーロにはイエローカードは出ていない)。

また、映像で見るとビトーロは交代の直前に納得できないような表情も見せており、エメリ監督の采配に納得できなかったとも考えられる。真実は不明だが、連覇を目指すチームにとって暗雲とならないことを祈りたいものだ。

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