先週末行われたリーガ・エスパニョーラ第33節セルタ対レアル・マドリーの試合は、アウェイであるマドリーが2-4で勝利した。

前日、首位バルセロナがエスパニョールに2-0と勝利していたため、逆転優勝には勝利が必要だったマドリー。セルタに先制を許すなど苦しんだが、CLアトレティコ・マドリー戦に続きFWチチャリートが大活躍し、逆転勝利を手にしている。

さて、そんなこの試合ではちょっとしたアクシデントがあった。

21分、セルタGKセルヒオ・アルバレスのゴールキックに合わせようとしたセルヒオ・ラモスとFWホアキン・ラリベイが交錯したのだ。

両者は頭を激しくぶつけ合い、その場に倒れこんだ。レフェリーは時計を止め、両チームのメディカルスタッフはピッチへと入り治療を行った。

両者ともに意識ははっきりしておりその後もプレーを続行させたのだが、より激しい損傷を被ったラリベイはこんな保護用具をかぶってプレーを続けたのだ。

【該当箇所は00:18頃から】

ラリベイが頭につけたのは、スイミングキャップのような保護用具。

一般的にこういう場面では包帯などをぐるぐる巻きにした状態で選手はプレーすることが多いのだが、セルタのメディカルは「かぶるタイプ」の医療用具を用意したのだ。

これはどう見ても(ほぼ)スイミングキャップである・・・。

ちなみに、FIFAが発刊したものを日本サッカー協会が翻訳し出版した『競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン』によれば、「用具」の欄には以下のような記載がある(PDFはこちら)。

「競技者は、身体を保護するだけのもので、かつ、自らを、また他の競技者を傷つけないものであれば、基本的な用具以外の用具を用いることができる。

基本的な用具以外の用具または衣服はすべて主審によって検査され、危険ではないと判断されていなければならない。

ヘッドギア、フェイスマスク、また膝や腕のプロテクターなど最新の保護用具は柔らかく、軽いパッドが入ったものでできており危険であるとみなされないので、身につけることができる」

負傷した選手が頭に装着する保護用具に関しては、意外と柔軟であるようだ。

【厳選Qoly】戦術完成度はNo.1!スキッベ体制3年目、充実のサンフレッチェ広島が「相手の予測を上回る」理由。

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら