4月上旬よりシーズンが開幕した高円宮杯プレミアリーグ、日本のユース年代の最高峰を目指す戦いの火ぶたが今年も切って落とされた。
では、前身と言えそうな高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権を含め、この大会で活躍した選手達はどうなったのだろうか?
今回は、仮に大学に進学しても今年からプロになる年齢(1992年生まれ)の選手を調べるため、まずは短期間の大会として開催されていた2008年~2010年の高円宮杯全日本ユースの得点王ランキングを見てみよう。
2008年大会
優勝:浦和レッズユース 準優勝:名古屋グランパスU-18
得点王:山田 直輝(浦和レッズユース) 8得点
元日本代表MF。浦和レッズ(2008年)→湘南ベルマーレ(2015年)
2位:真野 亮二(東京ヴェルディユース) 7得点
法政大→町田ゼルビア(2013年)→アスルクラロ沼津(2014年)→藤枝MYFC(2015年)
3位:宇佐美 貴史(ガンバ大阪ユース) 6得点
日本代表FW。ガンバ大阪(2009年)→バイエルン・ミュンヘン(2011-12シーズン)→ホッフェンハイム(2012-2013シーズン)→ガンバ大阪(2013年)
3位:坂本 一輝(野洲高校) 6得点
立命館大→アルビレックス新潟シンガポール(2013年)→MIOびわこ滋賀(2015年)
5位:高橋 峻希(浦和レッズユース) 5得点
元U-20日本代表DF(当時はFW)。浦和レッズ(2009年)→ジェフユナイテッド市原・千葉(2012年)→ヴィッセル神戸(2014年)
5位:原口 元気(浦和レッズユース) 5得点
日本代表FW。浦和レッズ(2008年)→ヘルタ・ベルリン(2014-15シーズン)
7位:指宿 洋史(柏レイソルU-18) 4得点
元U-23日本代表FW。ジローナ(2008-09シーズン)→サラゴサB(2009-10シーズン)→CEサバデル(2010-11シーズン)→セビージャ・アトレティコ(2011-12シーズン)→KASオイペン(2012-13シーズン)→バレンシア・メスタージャ(2013-14シーズン)→アルビレックス新潟(2014年)
7位:アルベス・デリキ・タケオ(名古屋グランパスU18) 4得点
CUPS聖籠(2009年)→JAPANサッカーカレッジ(2010年)
7位:金島 悠太(広島皆実高校) 4得点
明治大(2009年)
7位:大迫 勇也(鹿児島城西高校) 4得点
日本代表FW。鹿島アントラーズ(2009年)→1860ミュンヘン(2013-14シーズン)→ケルン(2014-15シーズン)
その他では3得点で
田口 泰士(流通経済大学付属柏高校)、工藤 壮人(柏レイソルU-18)の現・日本代表組や、高木 俊幸(東京ヴェルディユース)、永井 龍(セレッソ大阪U-18)らがいた。
寸評
予想以上にメンバーにすごかった。月並みな言い方で言えば「豊作」といえるだろう。
この年の高校選手権で話題になった大迫 勇也、世代的には2つ下だが子供時代から話題の宇佐美 貴史、山田 直輝らを始めとする浦和組と順調な成長を見せ後の日本代表がずらっと揃っている。
それ以外の1990年度4月~1991年度3月生まれの選手
山口 蛍(セレッソ大阪)、酒井 高徳(シュトゥットガルト)、齋藤 学(横浜F・マリノス)
海外ではエデン・アザール(ベルギー代表)、ミラレム・ピャニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ代表)、マリオ・バロテッリ(イタリア代表)、ダビド・デ・ヘア(スペイン代表)らがいる。