“3番手”こそ昨季のリーガ王者であるアトレティコ・マドリーに譲っているものの、4位で来季のCL出場に向けて一歩ずつ前進しているバレンシアが9日、2015-16シーズンの新ユニフォームを発表した。

Valencia 2015-16 adidas Away

バレンシアは2014年からadidasと契約(その前はJoma)。その1年目は白のホームオレンジのアウェイともに汎用のテンプレートでシンプルにカラーを打ち出したデザインだったが、さすがに2年目は濃いものを用意してきた。

今回発表されたアウェイは、いわゆる「セニェーラ」を全面に打ち出したユニフォーム。「セニェーラ」とは中世の時代、最盛期にはスペイン東部からギリシャまでの地中海広域を支配したアラゴン王国のシンボルカラー、黄色と赤のストライプのこと。

現在でもカタルーニャやバレンシアなどで州旗に使われており、バレンシアもたびたびユニフォームのデザインに採用。バレンシアの「セニェーラ」モデルは、2012-13サード以来となる。

バレンシアの場合は州旗に青も使われているため、こういったカラーリングになる。

そして、この新ユニフォーム、同じ日に発表されたバイエルンミランのニューモデル同様、即日デビューを果たしている。

アウェイへ乗り込んで迎えたレアル・マドリーとの上位対決。バレンシアは前半にパコ・アルカセル、ハビ・フエゴのゴールで2点のリードを奪ったものの、後半ペペとイスコに決められ結局2-2の引き分け。ただ、セビージャとの4位争いの中でマドリー相手に貴重な勝ち点1を獲得した。

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