『O Jogo』は「ポルトガル1部のスポルティング・リスボンは、コロンビア代表FWフレディ・モンテーロを売却する方針がある」と報じた。
田中順也が所属していることで知られるスポルティング・リスボンは、ポルトガルの中ではCL出場権をなかなか得られないこともあって経済的に恵まれていない状況にある。
負債は昨季の段階で4350万ユーロ(およそ58億円)。利益の860万ユーロ(およそ11億5000万円)を引いても3490万ユーロ(およそ46億7000万円)が残っている。それを今夏3000万ユーロ(およそ40億円)まで減少させない限りUEFAからの制裁が科せられることになっている。
そのためチームの前線で活躍を見せているモンテーロは今夏現金化する方針であり、移籍金の値下げに応じる姿勢を見せているという。メディアでは600万~1000万ユーロ(8~13億円)程度での販売を視野に入れているとのこと。
フレディ・モンテーロは1987年生まれの27歳。国内で活躍した後に移籍したアメリカ・メジャーリーグサッカーでブレイクした異色のアタッカーで、2013年にスポルティングに加入。
パフォーマンスが不安定であることから批判を受けることも多いが、今季も11ゴールを決めており、国際的には一定の評価を与えられている。
なお、彼に対してはイタリアのラツィオが強く興味を示していると報じられている。