『Reuters』、『Daily Mail』など各メディアは「かつてペルージャなどでプレーした元リビア代表FWアル・サーディ・アル・カダフィは、殺人などの容疑により裁判を受ける予定である」と報じた。
アル・サーディ・アル・カダフィは1973年生まれの41歳。リビアのかつての最高指導者であるムアンマル・アル・カダフィ大佐の次男である。
サッカー選手としてアル・アハリやアル・イティハド、イタリア・セリエAのペルージャ、ウディネーゼ、サンプドリアでプレーしていたことでも非常に有名。
その際には「父親の力で守られている」とも言われたが、リビア代表としても主将を務め、18試合に出場した経験を持つ。
2007年にサンプドリアを離れた後は現役を退き政治家となり、特殊部隊の司令官を務めていたと言われている。
そのため2011年に発生した革命によって国を追われ、逃れたニジェールへの亡命を試みていた。しかし2014年3月にリビアに送還され、裁判を待つ身となった。
現在、彼にはサッカー選手や違法に逮捕された人々を殺害したという容疑がかけられている。
裁判は本来日曜日に行われる予定であったが、弁護側が更なる調査の時間を必要としたため、7月19日まで延期されたとのこと。