マンチェスター・シティはジェームズ・ミルナーの引き止めに全力を尽くしているようだ。

今シーズン限りでシティとの契約が満了するミルナー。フリートランスファーで他クラブへ渡ることが可能な状況のため、移籍市場で人気の存在となっている。

リヴァプールやアーセナルが獲得に強い意思を見せていると報じられており、リヴァプールが合意しているとの情報が流れているが、シティは残留を諦めていないようだ。

『Daily Mail』によれば、シティがミルナーに提示したオファーは4年で総額3400万ポンド(およそ63億円)という超高額のものであるという。内訳は週給13万5000ポンド(およそ2500万円)で、インセンティブ次第では16万5000ポンド(およそ3100万円)までの上昇するという。

シティ側がミルナーに高額契約を提示した理由の1つとしてはホームグロウン制度の存在があるとみて良いだろう。シティは外国籍の選手が多く、英国籍の選手が非常に少ない。ホームグロウン制度を遵守するためにはミルナーの存在が不可欠だ。

また、ミルナーの実績も大きく評価されているはずである。ミルナーと同じレベルの選手を獲得するには、相応の移籍金支払って他クラブから引き抜く必要がある。ファイナンシャル・フェアプレー制度を考慮すれば、ミルナーと再契約する方がメリットが大きいのは間違いない。

一方、ミルナー側としては、契約延長したがベンチ・・・という事態を恐れているのは間違いない。29歳という最盛期をベンチで過ごすよりは必要とされるところでプレーすることを望むはず。残留にせよ、移籍にせよ、”出場機会”が決断するためのポイントとなるだろう。

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