『Gazzetta dello Sport』は「ユヴェントスのイタリア代表GKジャンルイージ・ブッフォンは、レガ・プロBに所属するカッラレーゼの株式を手放すと発表した」と報じた。
ジャンルイージ・ブッフォンはカッラーラ出身で、2010年にクリスティアーノ・ルカレッリなどとともに地元のクラブであるカッラレーゼの株式を取得。オーナーの一人として経営にタッチしてきた。
しかしカッラレーゼは今季もレガ・プロのグループBで12位と低迷し、セリエBへの昇格プレーオフにも出場することが出来ずに終わった。
これらの状況を考えてブッフォンは今季限りでクラブの株式を手放すことを決め、経営から手を引くことを発表した。
ジャンルイージ・ブッフォン
「僕は失望している。6月30日がパトロンとしての最後の日となる予定だ。僕はカッラレーゼを去ることを決断した。
僕がここでやったことと言えば、決して報われることのない愛を見せただけだ。この決定は、今季の流れの中で熟成されてきたものだ。
この状況では、プロのレベルでサッカーが出来るようにチームを引き上げることは非常に難しい。それは既に3年になろうとしている。自治体も、市長も、僕の考えには気づいていた。
僕は失望し、動揺している。現時点では、この街に3部という重要なリーグで戦うだけの環境が整っているようには思えない。
過去5年間で2回、カッラレーゼを上のレベルに引き上げることに熱心だった2つのグループに参加してきた。最初のグループは2年後にバラバラになり、僕は一人でそこを去った。第2のグループも、その約束が実現されることはなかった。この2度の出来事を見て、僕は捨てられたと感じた。
僕は常に投資する方を選んできた。ビジネスではなく、ただ愛情に基づく決定としてそれをやってきたと理解している」