日本時間6日、ついにUEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグを迎えるユヴェントス。

12シーズンぶりに挑むCL準決勝の相手は、ディフェンディングチャンピオンであるレアル・マドリーだ。

ユヴェントス、そしてユヴェンティーノにとってCL準決勝は長い間「壁」だった。

カルチョ・スキャンダルが発覚してセリエBに降格し、ユヴェントスは2シーズン欧州の舞台から姿を消した。それにともない主力はチームを去り、セリエA復帰後も優勝できないシーズンが続く。リーグで結果を残し臨んだ2012-13シーズンのCL準々決勝バイエルン戦でも4-0と完敗しており、力の差をまざまざと見せつけられる結果となった。

しかし、今やユヴェントスの強さは誰もが認めるところである。リーグ4連覇を達成し、今季は未だ三冠の可能性を残している。レアル・マドリーとのCL準決勝はユヴェントス・スタジアムで戦う101試合目であり、機運は相当に高まっているはずだ。

さて、そんなこの試合でゴールマウスを守ると予想されているのはジャンルイージ・ブッフォンなのだが、試合の前日、こんな写真をInstagram上に公開していた。

ブッフォンが投稿したのはこのシーンである。

2003年5月14日に行われたCL準決勝ユヴェントス対レアル・マドリー戦である。

スタディオ・デッレ・アルピで行われたこの試合、ユヴェントスはダヴィド・トレゼゲが先制に成功しアレッサンドロ・デル・ピエロが追加点をあげ2-0とリードに成功するが、後半、レアル・マドリーにPKのチャンスが訪れる。

マドリーは1stレグを2-1で制しており、このPKに成功するとアグリゲートスコアでまったくのイーブンに持ち込める場面だった。しかし、このシーンでブッフォンがルイス・フィーゴのキックをセーブしピンチを防いだのだ。結局、このPK失敗が試合の行方に大きく影響し、マドリーは敗退。ユヴェントスが決勝進出を果たしている。

ユヴェントスがCLの舞台で準決勝に進むのは、この時以来のことである。そして、その時の対戦相手もレアル・マドリーである。そのことをブッフォンももちろん忘れていなかった。来る大一番の前夜、やはりこの時の良き思い出に浸りモチベーションを高めていたようだ。

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝ユヴェントス対レアル・マドリー戦は日本時間6日(水)午前3時45分キックオフ予定。

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