5月28日、イタリア・セリエAからの降格が決定しているパルマFCは「クラブの所有権を売却することを目的とした第4回オークションで買い手は現れなかった」と公式発表した。
3月19日に行われた公聴会において正式に破産を宣告され、裁判所から派遣された会計士アンジェロ・アネッダとアルベルト・ギオットの元でクラブ存続に向けた動きを行っていたパルマ。
スタッフや選手は未払い分の給与75%を放棄し、スポーツ部門における負債7500万ユーロ(およそ100億円)を解消してくれる新たな所有者をオークションで募集していた。
しかし、5月6日から4度に渡って行われてきた入札では誰も買い手が現れず、28日には632万8125ユーロ(およそ8億4800万円) まで価格が引き下げられたものの、結局入札は行われなかった。
なお、次の締め切りは6月9日に設定され、価格は450万ユーロ(およそ6億円)まで大きく引き下げられた。
上記の7500万ユーロの負債が締め切りとなる6月28日までに解消されない場合、パルマは原則としてセリエBへの参加は認められず、アマチュアリーグへの降格が言い渡されることとなる。