UAEのシーズンを締めくくるプレジデンツ・カップ準決勝が31日に行われ、アル・ナスルとアル・アハリがファイナルへと進出した。決勝戦は6月3日の現地時間16:00から行われることになっている。
中東の砂漠地帯にあるUAEで、初夏のデーゲームという厳しい環境。晴れていれば(ほとんどの日が晴れだが)、気温は40度を軽く超えるものとなり、時には47~8度にまで達する。
この気温に適応できない外国人選手が毎年必ず発生することに加え、当然のことながら観客の動員にも非常に大きな影響が出ており、中東のリーグの足枷となっている。
『The National』は3日に行われる大一番に臨むアル・アハリのDFイーサ・アハマドのコメントを紹介し、環境の厳しさを伝えている。
イーサ・アハマド
(アル・アハリDF)
「この季節のこの時にプレーするのはとても、とっても難しい。6月だよ(笑)もう地獄のように暑いよ。シーズンのこの時点というのは、生きることだけで精一杯だ。
しかし、僕たちはプロフェッショナルだから、この時にプレーしろと言われればするしかない。仕事を続けなければいけないからね。
こういうときにやれるのは、とにかく多くの水を飲むことだけだ。休息のための時間は少ない。体を回復させて次の準備をしなければならない。監督は練習の時間を出来るだけ短く、シンプルにしていて、体調を回復できるように努めている。
ここで生まれたからと言って、アドバンテージがあるなんて言えないよ。体は同じように反応するものだ。我々は長年の経験で適応する方法を学んできただけだと思う」