現地6日にベルリンで行われるUEFAチャンピオンズリーグ決勝がいよいよ迫ってきた。ユヴェントスとバルセロナが激突する一戦は今から楽しみである。

ともに3冠が懸かる決戦となるが、『Opta』ではこんなデータを提示している。

今季バルサの監督に就任したルイス・エンリケ監督はこれまで83パーセントもの勝率を記録しており、これはグアルディオラのバルサ指揮初年度(67%)を大きく上回るものだという。

エンリケの14-15バルサ、グアルディオラの08-09バルサのスタッツを比べるとこのようになるという。

試合数:14-15→59試合、08-09→62試合
勝利数:14-15→49試合、08-09→42試合
勝率:14-15→83%、08-09→67%
得点数:14-15→172点(1試合平均=2.91)、08-09→158点(同2.54)
失点数:14-15→37点(1試合平均=0.62)、08-09→55点(同0.88)
無失点試合数:14-15→33試合(全体の55%)、08-09→24試合(同38%)

バルサ1年目のエンリケが素晴らしい記録を残していることが分かるが、Optaが「Legacy(遺産)」と記しているように、グアルディオラがバルサに残した功績を受け継いでいる面も当然あるだろう。

グアルディオラ就任時を振り返ってみると、ライカールト政権下の05-06シーズンに14年ぶりに欧州制覇を成し遂げたチームはその後貪欲さを欠くようになっていた。そこにトップチームを指揮したことのない若きグアルディオラが招聘され、ロナウジーニョとデコを切り、トランシジョンを徹底させるなどピッチ内外での規律を求めた。その結果、就任1年目で3冠を達成する偉業を成し遂げている。

ちなみに、エンリケは1970年生まれの45歳で、グアルディオラは1971年生まれの44歳と同世代の2人。グアルディオラがバルサBからトップチームの指揮官に昇格した後、エンリケがバルサBの監督を引き継いでいる。

とはいえ、メッシ・ネイマール・スアレスの最強3トップを融合させたエンリケの手腕は讃えられるべきもの。ユーヴェ戦に向けて「我々は3つ目のタイトルを欲している。多くの人々を幸せにするチャンスがあるというのは素晴らしい気持ちだ」と語った指揮官はグアルディオラ同様に1年目での3冠達成となるだろうか。

ちなみに、08-09シーズン当時の3トップはアンリ、エトー、メッシという顔ぶれで3人でシーズン100ゴールを達成している。