6月3日、『Gazzetta dello Sport』は「イタリア・セリエAのミランは、木曜日か金曜日にシニシャ・ミハイロヴィッチ新監督の就任を発表する予定である」と報じた。
先日サンプドリアの監督を退任することを発表したシニシャ・ミハイロヴィッチ氏は、当初ナポリという可能性が取り沙汰されていたものの、ここに来てカルロ・アンチェロッティを逃したミランが急接近した。
そして3日には、ミラノの近郊にあるシルヴィオ・ベルルスコーニ会長の別荘へアドリアーノ・ガッリアーニCEOと共に訪れ、会談を行ったとのこと。
その中では既に個人的な条件については合意に至っているとのことだが、交渉は補強計画やスタッフの雇用などにも及ぶため、最終的な決断についてはまだ下されていないものと考えられている。
また、ミラン側もフィリッポ・インザーギ監督との契約が残っており、もし相互の合意を得られない場合は、昨年のセードルフ氏と同じように1年分の違約金の支払いを行わなければならなくなる。
ミハイロヴィッチ氏は現役時代の最後をインテルで過ごしたこともあり、ミランにとっては大きなライバルであった人物。これが実現すれば、サン・シーロに違うチームで戻ってくるという奇妙な状況となる。