6月9日、イングランド・プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドは「来季の監督としてスラヴェン・ビリッチ氏を招へいした」と公式発表した。契約期間は3年。
スラヴェン・ビリッチ氏は1968年生まれの46歳。ハイデュク・スプリトの下部組織で育ったクロアチア代表選手で、1996-97シーズンにはウェストハム・ユナイテッドでプレーした経験がある。
その後は同じイングランドのエヴァートンでプレーし、2000年に母国へ戻り引退。その後はクロアチア代表チームを長く率いたことで知られており、退任後はロコモティフ・モスクワ(ロシア)、ベシクタシュ(トルコ)を指揮していた。
今季12位という結果に終わったウェストハムは、チームを率いていたサム・アラダイス監督をシーズン途中で留任させないことを決定し、新たな指揮官を探していた。
スラヴェン・ビリッチ
「私はウェストハムに戻ることが出来て本当に嬉しい。プレミアリーグで戦うクラブであり、そこは世界で最高のものの一つだ。大きな挑戦だ。
特別なクラブとして記憶している。私はこのようなクラブを愛している。ベシクタシュもそうだった。規模のことではないよ。ウェストハムはビッグクラブだ。特別な何かがあるからだ。カルトなクラブなんだ。
プレーするには最高の場所であるし、故郷のように感じている。監督になることは大きな特権であり、責任もある。それをフロント、選手、ファンに証明したいと考えている」