6月16日、ヨルダンサッカー連盟(JFA)は「ベルギー人指導者のポール・ピュト氏を新たな代表監督として招へいした」と公式発表した。契約期間は1年間となっている。
ポール・ピュト氏は1956年生まれの59歳。選手としてはあまり実績がないものの、指導者となってから結果を残してステップアップを続け、2000年代になってからロケレン、リールセ、ムスクロンと国内トップレベルのチームを率いるようになった監督である。
国内リーグで八百長に関わったために活動禁止処分を受けた経験もあるが、その後国外に飛び出して率いたブルキナファソ代表でアフリカネイションズカップ準優勝という結果を残し、国際的に評価を高めた。
今年のアフリカネイションズカップでグループリーグ敗退に終わった後に退任したものの、今回初めてのアジアのチームを率いることになった。
ヨルダン代表は先日のアジアカップで日本代表とも対戦したことで知られるが、こちらもグループリーグ敗退に終わったためにレイ・ウィルキンス監督を解任しており、アシスタントを務めていたアハマド・アブドゥル・カディール氏が暫定的に指揮を執っていた。