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タイムアップ直前の93分、コルドバに同点ゴールを許してしまったのだ。

このゴールはコルドバにとって貴重なアウェイゴール。手中に収めつつあったリーガ昇格という快挙は、あと一歩のところでラス・パルマスの手もとからすり抜けていった(当時の記事はこちらから)。

ラス・パルマスのリーガ昇格の陰には、こうした悲劇があったのだ。

まさに臥薪嘗胆。選手たちはこの一年間を並々ならぬ思いで戦っていたに違いなく、それだけに、4シーズンぶりとなる昇格を果たした喜びも一入だったはずだ。

今シーズン、昇格プレーオフを合わせリーグ戦で24試合に出場したバレロン。

決勝戦の2ndレグでは出場の機会がなかったが、40歳にしてこれだけの試合をこなせるのはプロフェッショナルの証であり、チームの昇格に貢献したと言っていい。

これまで数々の奇跡を起こしてきた名クラッキが、生まれ故郷の街にまたもや感動と興奮をもたらした。

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