7月1日、『FourFourTwo』は「メルボルン・シティは、元ギリシャ代表FWヨルギオス・サマラスの獲得を検討している」と報じた。
ヨルギオス・サマラスは1985年生まれの30歳。セルティック時代に中村俊輔選手とともに戦っていたことで知られる長身ストライカーで、ギリシャ代表としても2度のEURO、2度のワールドカップに出場してきたことで知られる。
昨年セルティックを退団した後はイングランド・プレミアリーグのWBAに所属したが、その後サウジアラビアのアル・ヒラルへレンタル移籍。しかし中東では力を発揮できず、生活にも馴染めなかったと言われており、昨季限りでチームを離れている。
彼の父親であるヨアニス・サマラスも元ギリシャ代表のMFとして知られるが、彼はオーストラリアのメルボルン生まれ。
そしてヨルギオスの祖父に当たるヨルギオス(同名)は現在ヴィクトリア州リーグに参加しているサウス・メルボルンFCの創設者の一人でもあり、オーストラリアとは非常に関係が深い選手である。
メルボルン・シティは今季限りでオーストラリア代表FWジョシュア・ケネディが現役を離れることになり、新しいストライカーを探している。
その候補には元オーストラリア代表FWスコット・マクドナルド、オーストラリア代表FWトミ・ユリッチも考慮されているものの、メルボルンに関係が深いサマラスにより強い興味を持っているという。
奇しくもケネディもサマラスも同じく「キリストに似ている」と言われている選手。父の故郷メルボルンに降り立つ可能性はあるのだろうか?