7月12日、『Herald』は「ニュージーランドU-23代表チームは、XVパシフィック・ゲームスの準決勝で出場資格のない選手を起用したことにより失格処分になった」と報じた。

現在パプアニューギニアを舞台に行われているXVパシフィック・ゲームス。サッカー競技には8カ国が参加し、優勝チームはリオデジャネイロ五輪の出場権を得ることになる重要な大会であった。

奇しくも大きな話題を集めたのは3試合で0得点114失点と燦々たる結果に終わってしまったミクロネシア連邦の戦い振りであったが、さらに大きなトピックスが入ってきた。

グループBを3連勝で勝ち上がった絶対的優勝候補のニュージーランドは、準決勝でバヌアツを相手に2-0と勝利を収め、決勝進出を決めていた。

しかし後にバヌアツサッカー連盟から「出場資格のない選手を起用しているのではないか」という抗議を受け、オセアニアサッカー連盟規律委員会が調査を行った結果、DFデクラン・ウェインの出場資格がないことが発覚し、ニュージーランドは2004年以来12年ぶりに五輪の出場権を失うことになった。

デクラン・ウェインは1995年生まれの20歳。南アフリカ出身であるが、若くしてニュージーランドに渡ってきた左サイドバックで、非常に運動量豊かな選手である。


先日自国開催されたU-20ワールドカップでもレギュラーとして起用されており、さらにフル代表でも既に3試合出場している若手有望株である。しかし、帰化選手の代表入りには、

  • その国で生まれている
  • その国で生まれた親がいる
  • その国で生まれた祖母、祖父がいる
  • 18歳以降にその国で5年以上居住している

のうち1つ以上の合致が必要となるが、南アフリカ生まれのデクラン・ウェインはこの全ての条件を満たしていなかった。

ただしデクラン・ウェインは昨年からオールホワイツ、そしてオリホワイツ(ニュージーランドU-23代表の愛称)のユニフォームを着ている選手。それが改めて調べてみれば資格がなかった……というのは少なからず驚きを与えているようだ。