今季、マンチェスター・シティからリヴァプールへと移籍したジェームズ・ミルナーがその理由などについて語ったと『guardian』が伝えている。
2010年にアストン・ヴィラからシティへ入団したミルナー。ヴィラではセンターハーフとしてプレーしていたが、シティでは中盤の両サイドや、時にセンターフォワードや右サイドバックなど多くのポジションで起用された。
その便利屋的起用や重要な試合で起用されなかったことなどに不満があり、できる限り試合に出場したいという自身の思いなどを考慮し、移籍を決めたようだ。
長い間考えた末に下した難しい決断だったとも語ったミルナーだが、リヴァプールでのポジションが保証されているとは考えておらず、全ては自分次第だとも述べた。
「(シティ時代)監督やクラブから評価されているとは感じていたよ。彼らは僕のことをピッチ内外でチームの大きな一部だと見ていた。でも、僕はいつも穴埋めや便利屋だったし、チームのための仕事をしていた。今回が初めてかもしれない。より自分本位になるために決断したのは。自分にとってベストなことを考えた」
「できる限りプレーしたいんだ。シティに居続けることは簡単だった。でも、この数年僕はそれほどプレーできていなかったし、試合時間も減っていた。年を取った時に振り返り、自分ができる限りにおいて最高の選手になったと言いたい。リヴァプールはスカッドの年長者になったり、若手を手助けするには最高のクラブだ。僕には多くのフットボール(キャリア?)が残っているし、非常に成功した時代の一部になれることを望んでいるよ」
「ここにやってきて全ての試合でプレーするという保証はどこにもない。それは自分次第だということは分かっているよ。でも、ここでリヴァプールにいることを感じている。監督が僕に言ったこと、彼が僕にプレーさせようとしている場所からね。監督が僕のベストポジションは(中盤の)中央だと考えていることも。だから、チームに入るのは自分次第さ」
「シティの時は月間MVPを獲っても、それから3~5試合プレーできなかった。ここではいいプレーをすればユニフォームを着続けられる(出場し続けられる)と感じている。それは僕次第さ」