7月16日、中国超級リーグの北京国安は「FCポルトから元ブラジル代表FWクレーベルを獲得した」と公式発表した。
契約期間は2018年末までの2年半。移籍金については500万ユーロ(およそ6億7000万円)であったと考えられており、FCポルトは保有権を70%しか所有していなかったため全額を獲得することは出来ない。
クレーベル・ラウビ・ピニェイロは1990年生まれの25歳。アトレチコ・ミネイロの下部組織からデビューしてすぐにポルトと契約して欧州へと渡り、レンタル先のマリティモで得点を量産する活躍を見せた長身ストライカーである。
その際にはブラジル代表にも選ばれるなど大きな期待を受けたが、2011年から帰還したポルトではあまり活躍出来ず。昨季はエストリウ・プライアに貸し出されており、シーズン8ゴールを決めていた。
北京国安は昨年超級リーグ2位に付け、今季はリーグ最少失点を続けて首位を走っている。2位の広州恒大がロビーニョとパウリーニョ、3位の上海上港がアサモア・ギャンを獲得するなか、首位を守るために攻撃陣のテコ入れを行った形だ。
現在北京ではモンテネグロ代表FWデヤン・ダムヤノヴィッチとアルゼンチン人MFパブロ・バタージャが得点源となっているが、他の上位のチームと比べるとやや前線の層は薄い。