7月17日、『L'Equipe』は「財政問題によって2部降格処分を受けていたSCバスティアは、控訴が認められてリーグアン残留が決定した」と報じた。

昨季クロード・マケレレが監督を務めていたことでも知られるバスティアは、前半戦で最下位に沈むも指揮官交代で持ち直し、最終的には12位という成績で残留を果たした。

しかし先月DNCG(Direction Nationale du Contrôle de Gestion、フランスリーグに所属するクラブの経営を監視する組織)は、バスティアにはリーグアンで戦えるだけの財務的保証が130万ユーロ(およそ1億7000万円)不足していると指摘し、2部への降格処分を言い渡していた。

だが、バスティアは当初「売らない」と公言していたアルジェリア代表MFリャド・ブデブーズをモンペリエに放出しており、これによって経営は正常な状態に戻っていると主張し、DNCGの判断に控訴していた。

そして今回DNCGの委員会でそれらの状況が確認され、2部への降格処分は撤回されることとなった。ただ、クラブの発表によれば今季の予算では年俸総額を90%まで削減させなければいけないことも明かされている。

なお、同日財政問題により1部昇格が保留されていたトロワもFWコランタン・ジャン(→モナコ)、DFリオネル・キャロール(→ガラタサライ)の売却によって500万ユーロ(およそ6億7000万円)の財源を獲得し、昇格が認められることになった。

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