韓国サッカー協会は、東アジアカップ2015に向けたメンバー23名を発表した。
国内と中国、日本でプレーしている選手のみで構成されるだけに、メンバーは大きく若返り、目新しい名前も入っている。初招集になったのは札幌のク・ソンユンとイ・チャンドンの2名である。
また、まだキャップを獲得していない選手も蔚山のSBイム・チャンウ、サガン鳥栖のキム・ミンヒョク、水原の献身的なCHクォン・チャンフン、浦項で活躍するアタッカーのキム・スンデ、全南のイ・チョンホと5名選出された。
そして久々に韓国代表のユニフォームを着ることになったのが長身FWキム・シヌク。2014年ワールドカップのメンバーに入ったものの怪我で離脱して以来、実に一年以上招集されていなかった。
シュティーリケ体制となってからはイ・ドングクの負傷、パク・チュヨンの不調で前線に高さがなかった韓国。ここでイ・チャンヒョプ+キム・シヌクとターゲットマン二枚をチームに加え、一気に性格が変わった感もある。
監督を務めているウリ・シュティーリケ氏は会見で「若い選手を試す機会にしたい」と話し、結果とともに経験を積ませることを考えると明かしている。
ウリ・シュティーリケ
(韓国代表監督)
「私が代表監督に就任して以来最も若いチームだ。最年長が1987年のキム・ジンヒョンだ。フィールドプレーヤーでは1988年のキム・チュヨンとキム・シヌクが最も年上だ。今回の大会を通して、若い選手の可能性を確認してみたい。今回でなければ、そのチャンスを与えることは困難だろう」
「(イ・チャンドンを選出した理由は?)
イ・チャンドンとチェ・ボギョン(全北)は最後まで迷った。6月にはチェ・ボギョンを最初に抜擢したが、その後の試合を継続してみた結果、彼は従来よりも良くないプレーを見せていると判断して、イ・チャンドンを選出した。
代表チームに入るためのドアは開いているが、当然出るためのドアも開いている。所属チームでどのようなプレーを見せるかが最も重要なのだ」
「(選手のテスト、結果、どちらを重視する?)
記者はどちらが重要だと思う? 記者は若いチームに経験を積ませるかどうかよりも、成績が最も重要だと考えているようだ。私もそれは分かっている。このチームでは良いプレーが出来るよう努力をする。当然指導者として結果には責任を負う」
「(攻撃陣については?)
イ・チョンヒョプとキム・シヌクが一緒に出せるのか、どのように共存させるかと言う点については、もう少し考えなければならない。チームのためにどのようなものが最も良い方法であるのか」