7月21日、コートジボワールサッカー連盟は「新たな代表監督にミシェル・デュシュイェル氏を招へいすることを決定した」と公式発表した。
1月にアフリカネイションズカップ優勝を果たしたエルヴェ・ルナール監督が今夏リールに去ったコートジボワール。突然指揮官不在の状況を迎えることになり、立候補を募集することになった。
先月には最初に59名の候補者を発表し、その中にはかつてのフランス代表監督レイモン・ドメネク、元アイルランド代表監督ジョヴァンニ・トラパットーニ、そして現役ナイジェリア代表監督だったスティーヴン・ケシ(この問題により現在は解任されている)などが入っていたことで大きな話題を集めた。
7月1日には5名、8日には3名にリストを絞り、さらに13日に候補の一人であったヘンリク・カスペルチャクがチュニジアと契約したため、最終的にはミシェル・デュシュイェルとフレデリック・アントネッティの2名が残っていた。
そして今回コートジボワール連盟は最後の協議を行い、新監督にミシェル・デュシュイェルを招へいすることを決定。契約期間は2年、さらに2年のオプションが付随しており、コートジボワール国内に在住する義務があるとのことだ。
ミシェル・デュシュイェルは1959年生まれの59歳。ギニア代表の監督を長く務めてきた人物で、三度のアフリカネイションズカップ出場経験があり、コートジボワールにもアシスタントコーチとして就任していたことがある。欧州ではあまり名が知られていないが、アフリカでは大きな実績を持っている指導者である。
対抗となっていたのは1998年にガンバ大阪を率いたことでも知られるフレデリック・アントネッティであったが、やはりアフリカでの指導経験が少ないということでデュシュイェルほどの信頼を得られなかったようだ。