インテルの日本代表DF、長友佑都が移籍市場で大人気のようだ。

プレシーズンツアーに帯同しているがロベルト・マンチーニ監督の構想外と報じられている長友。連日、多くのクラブの名前が移籍先候補として浮上しているが、未だ決定的な報道には至っていない。

現時点で移籍先候補といわれるクラブについてリストアップしてみたのでご紹介しよう。

・ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(イングランド)

・ストーク・シティ(イングランド)

・クリスタル・パレス(イングランド)

・ウェストハム・ユナイテッド(イングランド)

・シャルケ(ドイツ)

・リール(フランス)

・サンプドリア(イタリア)

・ジェノア(イタリア)

・ガラタサライ(トルコ)

・ゼニト(ロシア)

総勢10クラブ。これはまさしく大人気である。

長友に移籍の可能性が盛んに報じられている理由としては、残りの契約が1年になった事が挙げられる。マンチーニ監督は28歳の長友との契約延長は望んでおらず、現金化を望んでいる様子。もちろんその現金を利用して愛弟子であるマンチェスター・シティのアレクサンドル・コラロフを狙っているのは容易に想像できる。

また、長友の年齢が28歳であることも難しい状況にさせている一因だろう。サッカー界では30歳を契機に長期契約を結ぶのが難しくなる。クラブからのオファーも20代の時とは異なり1年契約となることが多い。30歳手前の選手はできるだけ長期の契約を望み、クラブは30歳で終わる契約を望む。

もちろん、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドなどのレベルとなれば別の問題だが、どれほど貢献してきた選手であっても”30歳の壁”を契約問題に悩まされるのだ。今夏、フリーエージェントで移籍したジェームズ・ミルナーやサミ・ケディラも同じような状況だったと考えることができる。

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