7月28日、フランス・リーグアンのマルセイユは「アーセナルを退団していた元フランス代表MFアブ・ディアビとの交渉が原則的合意に達した」と公式発表した。

アブ・ディアビは1986年生まれの29歳。国立クレールフォンテーヌ・アカデミーの出身で、その後名門オセールの下部組織に所属。トップチームでレギュラーを掴む前の2006年にアーセナルへとステップアップし、イングランド・プレミアリーグでプレイクを果たしたボランチである。

長身ながらも非常に高い技術を持ち、次世代のパトリック・ヴィエラと期待されたものの、大きなケガが相次いだことで出場することもままならなくなり、近年は苦しい立場に。今夏アーセナルとの契約が満了となり、チームを離れていた。

彼にはイングランド・プレミアリーグのWBAが接近しており、一時はメディカルチェックまで進んだと言われたものの、最終的にはそちらのオファーを断ったと報じられている。

マルセイユには先日同年代の友人であるラサナ・ディアラが加入しており、国内でほとんどプレーしたことがなかった両選手がリーグアンでコンビを組むことになった。

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