7月28日、インディアン・スーパーリーグのムンバイ・シティは「元チュニジア代表MFスリム・ベナシュールを獲得した」と公式発表した。

スリム・ベナシュール(ベン・アシュール)は1981年生まれの33歳。フランス生まれであるがチュニジア代表として長く活躍し、天才指令塔として注目を浴びていた。2002年ワールドカップでは日本代表とも対戦している。

非常に実績ある選手であるが、昨年キプロスのAPOELを退団した後は所属クラブがない状況が続いており、一年以上の無所属の期間を経験していた。

今季ムンバイ・シティの監督を務めるニコラ・アネルカとは2000~2002年に同僚で、当時ベナシュールはユースから上がったばかりの新人だった。

昨季7位と不本意な成績に終わったムンバイ・シティであるが、今季はニコラ・アネルカの選手兼監督就任以外に大きな話題がなく、大物は地元インドの英雄スニル・チェトリとアイルランド代表DFダレン・オデイくらいであった。

しかしここに来てワールドカップ出場経験を持つ名指令塔が加入し、ようやく今季の戦いに期待が持てるような戦力が整ってきている。

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