8月2日、『The National』は『AFP』のレポートを引用し、「イラク代表監督に就任することが決まったジェマル・ハジャブディッチ氏が、突然辞任した」と報じた。

先日日本代表との親善試合を行ったことで知られるイラク代表。6月16日にチームを率いていたアクラム・サルマン前監督が辞任することを発表し、外国人監督を探していた。

そして先日ようやくボスニア・ヘルツェゴビナ人指導者のジェマル・ハジャブディッチ氏との契約に成功。欧州ではあまり名が知られていないものの、中東ではカタール代表やアル・アインなどを率いた経験を持っている実績ある監督である。

イラクサッカー連盟は公式サイトで彼が金曜日にイラクに到着した際の写真も掲載しており、日曜日に正式なサインが行われる予定になっていた。

キャンプに臨む41名の選手も発表されており、契約を発表するための記者会見もセッティングされていたのだが、それからまもなく事態は急展開を迎えた。

ハジャブディッチ監督はその後突然イラクサッカー連盟に契約のキャンセルと帰国を求め、到着からわずか24時間で事前の合意を反故にすることを決定したという。

イラクサッカー連盟の広報を務めているカミール・ズガイル氏は以下のように話し、全くの驚きであったと話している。

カミール・ズガイル
(イラクサッカー連盟広報)

「ジェマル・ハジが突然仕事を断ったことに我々は非常に驚いた。そして彼はすぐに帰国を求めた。全ては計画通りに進んでいたはずだ。契約は正式に日曜日にサインされるはずだったし、彼もメディアに対してそれを話していたはずなのだが」

なお、イラク代表は26日に行われるレバノンとの親善試合、9月初頭に行われるワールドカップ予選に向けて10日間の合宿を行う予定であったが、それを目前にプランが完全に崩れた格好となった。

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