プレミアリーグの開幕に先駆け行われるFAコミュニティ・シールド。
前シーズンのプレミア王者チェルシーとFAカップ王者アーセナルがウェンブリー・スタジアムで激突したのだが、アーセナルでの公式戦デビューを迎えたのがGKペトル・チェフである。
11シーズンにわたりチェルシーに在籍したチェフはこの日、新チームでのデビュー戦でいきなり古巣と対戦。かつての同僚相手に流石のパフォーマンスを披露したのだが、勝負を分けるほどの好セーブも見せた。
Brilliant save from @PetrCech as the former @ChelseaFC goalkeeper claws away @oscar8's free-kick. #CommunityShield http://t.co/eCwC59F8yA
— BT Sport Football (@btsportfootball) 2015, 8月 2
アーセナルのリードで迎えた69分、ペナルティエリアより少し遠めの位置でチェルシーはフリーキックを獲得すると、これをオスカルがコースを狙いキック。
ボールはまずまずスピードがあったものの、チェフはこれに難なく反応しこのピンチを防いだのだった。
チェフのセーブ後にカメラに映ったチェルシーサポーターの表情が印象的である。チームがゴールを決めれきれなかったことに悔しさを表しつつ、「あのチェフなら仕方ないか~」とでも言いたげである。やはり、チェフの偉大さを誰よりも知っている存在だからこそ、この日のゴールは遠く感じたはずだ。
なお、試合は1-0でアーセナルが勝利。
前半早々にアレックス・オックスレイド=チェンバレンがあげたゴールは素晴らしい一撃だった。
.@IanWright0 heaps praise on @Alex_OxChambo's superb finish against @thibautcourtois. #CommunityShield http://t.co/HXnFwQYKfv
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また試合後、チェフはこんなセレブレーションを見せてくれた。
.@PetrCech celebrates his third trophy in his third @Arsenal game. #CommunityShield http://t.co/hyNauKdkRN
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両手で「3」を作ったチェフ。
プレミアリーグ開幕前ながらアーセナルはこれで3つ目のタイトルを手にしており(プレミアリーグ・アジア・トロフィー、エミレーツ・カップ、FAコミュニティ・シールド)、チェフはプレシーズンを含めるとアーセナルで3試合目。
そのため「3試合目で3つ目のタイトルだぜ」という意味だったのではないか、と『BT Sport』は伝えているが、アーセナルでの新背番号(33)を表現していたという可能性もある。