プレミアリーグの開幕に先駆け行われるFAコミュニティ・シールド。

前シーズンのプレミア王者チェルシーとFAカップ王者アーセナルがウェンブリー・スタジアムで激突したのだが、アーセナルでの公式戦デビューを迎えたのがGKペトル・チェフである。

11シーズンにわたりチェルシーに在籍したチェフはこの日、新チームでのデビュー戦でいきなり古巣と対戦。かつての同僚相手に流石のパフォーマンスを披露したのだが、勝負を分けるほどの好セーブも見せた。

アーセナルのリードで迎えた69分、ペナルティエリアより少し遠めの位置でチェルシーはフリーキックを獲得すると、これをオスカルがコースを狙いキック。

ボールはまずまずスピードがあったものの、チェフはこれに難なく反応しこのピンチを防いだのだった。

チェフのセーブ後にカメラに映ったチェルシーサポーターの表情が印象的である。チームがゴールを決めれきれなかったことに悔しさを表しつつ、「あのチェフなら仕方ないか~」とでも言いたげである。やはり、チェフの偉大さを誰よりも知っている存在だからこそ、この日のゴールは遠く感じたはずだ。

なお、試合は1-0でアーセナルが勝利。

前半早々にアレックス・オックスレイド=チェンバレンがあげたゴールは素晴らしい一撃だった。

また試合後、チェフはこんなセレブレーションを見せてくれた。

両手で「3」を作ったチェフ。

プレミアリーグ開幕前ながらアーセナルはこれで3つ目のタイトルを手にしており(プレミアリーグ・アジア・トロフィー、エミレーツ・カップ、FAコミュニティ・シールド)、チェフはプレシーズンを含めるとアーセナルで3試合目。

そのため「3試合目で3つ目のタイトルだぜ」という意味だったのではないか、と『BT Sport』は伝えているが、アーセナルでの新背番号(33)を表現していたという可能性もある。

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