今季の序盤でつまずいたハノイT&Tがこのところ好調だ。直近5試合では、引き分けを挟んで4連勝中。特に、この5試合で22得点の攻撃陣は絶好調。その中心にいるのが、背番号10番のベトナム代表FWグエン・バン・クエットだ。
グエン・バン・クエットは今季ここまで11得点の活躍。得点ランキングでは、3位タイにつけている。24歳のエースは、健康上の問題で帰国していたVリーグ2季連続得点王のFWホアン・ブー・サムソンの不在を全く感じさせない活躍でチームを牽引。チームはじわじわと順位を上げ、現在は5位まで上昇。首位ベカメックス・ビンズオンまで勝ち点6差に迫り、逆転優勝の可能性も見えてきた。
また、個人成績を見てみると、グエン・バン・クエットは、あと1得点でシーズンの自己最多得点を更新する。直近5シーズンの同選手のゴール数は58で、ベトナム人最多。今季は得点王も視野に入っている。
先日行われたマンチェスター・シティとベトナム代表の親善試合(1-8で敗北)では、チーム唯一の得点をあげるなど、名実ともにベトナム代表不動のエースとして、風格が漂ってきたグエン・バン・クエット。今後の活躍からも目が離せない。
(C) bongda+, グエン・バン・クエット
記事提供元:「ベトナム次世代10番グエン・バン・クエット、不動のエースに定着@Vietnam Football」