『AS』などスペイン各紙は、2015-16シーズンのリーガ・エスパニョーラの開催日が一部変更になったと伝えている。

これにより、本来11月8-9日に開催予定だった今シーズン初のクラシコ、レアル・マドリー対バルセロナ戦が11月22-23日に行われることになった。

8月26日(水)に予定されていた第2節ヘタフェ対バルセロナ戦の延期にともない変更が決定した今回の日程調整。実は、レアル・マドリーとバルセロナに大きな影響を与えそうなのだ。

実はサンティアゴ・ベルナベウでクラシコが行われた直後のミッドウィーク、両チームはUEFAチャンピオンズリーグ第5節を戦うことになるのだ。

今シーズンのCLでは、第4節が11月3日と4日に、第5節が11月24日と25日に行われる。従来のスケジュールでも両チームはCLの直後にクラシコを控えていたのだが、今回の決定により、クラシコを戦った後に勝ち抜けがかかることの多いCL第5節を迎えることになった。

さらに『AS』によれば、今回のスケジュール変更にともないカンプ・ノウでのクラシコの日程も発表されており、その開催日は4月9-10日に決定した。

しかし、CLでは4月5日と6日に準決勝1stレグが、4月12日と13日に準決勝2ndレグが開催される。そのため、両チームにはシーズン終盤に「CL準決勝→クラシコ→CL準決勝」という超ヘビーなスケジュールをこなさねばならない可能性が生まれたのだ。

もちろん、両チームがCL準決勝に進めるかどうかは分からない。

しかし、その実績を考えれば両者のうちどちらかが準決勝に進んでいる可能性は高く、カントリープロテクションがあるため両者はベスト16までは対戦しない。そのため両チームが順当に勝ち抜けば準決勝で相見えることもありうるのだ。その場合、一週間にクラシコが三度行われるという超過酷な現実が待ち受けているわけだが・・・。

リーガでは毎年CLが佳境を迎える段階でクラシコなどの大一番が組み込まれており、問題視する人も少なくない。2010-11シーズンにはわずか二週間ほどのうちに四度のクラシコが行われたこともあったが、今シーズンの終盤戦にはどんなドラマが待ち受けているのだろうか。

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