8月11日、フランス・リーグアンのリヨンは「ディナモ・モスクワからフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナを獲得することが決定した」と公式発表した。
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— Olympique Lyonnais (@OL) 2015, 8月 11
契約期間は2018年6月30日までの3年間。移籍金については500~600万ユーロ(およそ6.8~8.1億円)ではないかと報じられている。
マテュー・ヴァルブエナは1984年生まれの30歳。2006年にリブルネ=サン=スーランからマルセイユに加入し、それから昨年夏まで中心選手として活躍してきた小柄な攻撃的MFである。
体が小さすぎたためにボルドーのユースから放出された経験を持つことでも有名であるが、豊富な運動量を生かした独特のスタイルを確立し、フランス代表でも中核を担っている。
昨年彼はフランスを飛び出しロシアのディナモ・モスクワに移籍したものの、そのクラブは今夏FFP違反によってヨーロッパのカップ戦から閉め出されることになり、ヴァルブエナの去就は大きな話題の一つとなっていた。
リヨンは今夏怪我からの復帰を果たしたフランス代表MFクレマン・グルニエが再び負傷してしまい、ゲイダ・フォファナの離脱もあってトップ下が可能な選手を補強すると公言していた。
ユネス・ベランダ(ディナモ・キエフ)やロニー・ロペス(マンチェスター・シティ)の名前もあがっていたものの、当初から接近が噂されていたヴァルブエナの獲得に成功した形だ。