8月18日、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリーは「インテルからクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチを獲得した」と公式発表した。
契約期間は2021年6月30日までの6年間。移籍金は3000万ユーロ(およそ40.7億円)+ボーナス最大500万ユーロ(およそ6.8億円)で、総額3500万ユーロ(およそ47.5億円)というビッグディールとなった。
インテルのロベルト・マンチーニ監督は先日の記者会見においてファイナンシャル・フェアプレー制度を批判すると共に、コヴァチッチとシャキリを売らなければならない状況になったことを悔やんでいた。
そのためクラブ間での交渉はかなり進んでいるといわれていたが、予想されていたよりもさらにスピーディに契約がまとまったようだ。
マテオ・コヴァチッチは1994年生まれの21歳。ボスニア系クロアチア人の両親を持つが、オーストリア生まれであるためLASKリンツのユースで育ったという異色のキャリアを持っている攻撃的MFである。
2007年にディナモ・ザグレブに移籍し、ヴァヒド・ハリルホジッチ体制だった2010年にトップチームに引き上げられ、すぐに頭角を現した。
インテルには2013年1月に加入しており、その際の移籍金は1100万ユーロ(現在のレートでおよそ14.9億円)+ボーナス最大400万ユーロ(現在のレートでおよそ5.4億円。支払われる条件を満たしたかは不明)であったと言われており、2年半で価値が2~3倍に高騰したことになる。