『Manchester Evening News』は「マンチェスター・ユナイテッドで11年間を過ごしたDFギャレス・ストレンジは、総合格闘家として来月のMMAに出場する」と報じた。


ギャレス・ストレンジは1981年生まれの33歳。9歳でマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに入団し、U-19のチームで活躍。最後の2年間はプロ契約を結んでいたが、2001年に退団した。

その後はノンリーグでプレーしたものの、半月板に大きな怪我を負ったために20代半ばでサッカーを離れることを決断。そして数年間のトレーニングを経てキックボクシングの選手としてデビューし、今回MMAという大きな舞台に乗り込むことになった。

かつてデイヴィッド・ベッカムやライアン・ギグスなど「ファギー・ベイブス」が活躍していた当時のユナイテッドで戦っていた男は、新たな競争への挑戦に向けて何を感じているのだろうか。

ギャレス・ストレンジ

「(今日の3時間の練習を終えて?)

僕はこれに備えて2年間練習を続け、昨年大会に出場することになった。

コーチであるジェイミー・グールディングは、僕をセミプロの大会に送った。そして、僕はこのキックボクシングのトーナメントで2位に入った。決勝で負けて銀メダルに終わったが、イングランド代表チームへのオファーも受けたよ。

最後の試合では、僕はより経験豊かなファイターにポイントで敗れた。彼は6フィート5インチ(およそ195cm)の大きな若者だった。僕は5フィート9インチ(およそ175cm)なので、明らかに彼にはその利点があった。しかし、これは良い経験だった。

フットボールを辞めたときから、僕は競争をするという感覚を失っていたんだ」

「(檻の中で格闘する気持ちは?)

興奮し、神経が昂ぶり、そして恐怖も感じる。まるでフットボールをしているようだ。神経質になるが、最初のタッチを終えれば試合に入ることが出来る。

何が起こるか分からない。打撃がより厳しいことを除けば、スパーリングのようなものだ」

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