今月上旬に開幕したプレミアリーグだが、外国人選手の勢いはもはや止められないようだ。

『Daily Record』によると開幕戦20クラブのスタメン220名のうち33.2%にあたる73名のみがイングランド国籍を保有していたという。

プレミアリーグ発足初年度は69%であったが、昨年度は35%。約20年の年月をかけて外国人の割合が30%以上も増えてきたが、その流れは今シーズンも続くようだ。

チーム別に見ると昇格組のボーンマスがイングランド人8名で最多。一方でワトフォード、ニューカッスル・ユナイテッド、アーセナルは1人しかイングランド国籍保有者がいなかった。

また、かつて『ファギー・ベイブズ』と呼ばれ下部組織出身者が多くスタメンを占めたマンチェスター・ユナイテッドも、イングランド人が徐々に減少傾向にある。開幕戦から3戦目の22日のニューカッスル戦でのスタメンはルーニー、スモーリング、ショウのみだった。

さらに恐ろしいのは、開幕戦でプレーした時間を国籍別に調べてみると、およそ19%ほどしかイングランド国籍の選手が出場していないということだ。これは、スコットランド・プレミアリーグのそれと比較しておよそ30%も少なく、イングランドの選手はスタメン出場をしても途中交代が多いことを表している。

近年ホームグロウン制度を強めているプレミアリーグだが、実態はその狙いとはかけ離れているといわざるを得ないだろう。

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