リヴァプールからマリオ・バロテッリをローンで獲得したミラン。その余波を受ける形となりそうなのが、元イタリア代表FWのアレッサンドロ・マトリだ。
『Daily Mail』によれば、31歳のマトリにはプレミアリーグのウェストハムが興味を持っており、移籍ウィンドウが閉鎖される9月2日までの獲得を目指しているという。
マトリはミランのプリマヴェーラ出身ながらもプラト、ルメッツァーネ、リミニへのローン移籍を繰り返し、2007年にカリアリに移籍。2011年にユヴェントスにローンで移籍し活躍。完全移籍を果たすも、2013年の夏にカルロス・テベスやフェルナンド・ジョレンテの加入に押し出される形で古巣であるミランに復帰した。
復帰はマトリやミランを沸かせるものであったが、15試合でわずか1ゴールに終わると、たった半年でフィオレンティーナにローンで放出された。翌2014-15シーズンも前半戦はジェノアに、後半戦はユヴェントスに貸し出されており、なかなか安住の地を得られずにいる。
ウェストハムとしてはアンディ・キャロルが負傷しているため、ストライカーの獲得が必須の状況にある。生粋のストライカーであるマトリに白羽の矢を立てたようだ。ミランとしてもバロテッリ加入で前線がダブつくことになるため、交渉はスムーズに進むとみて良いだろう。